カテゴリ:賃貸審査の突破術 / 投稿日付:2020/08/24 15:35
新宿圏で多く利用される保証会社の「全保連」実際審査は厳しい?ゆるい?
審査基準や、審査に落ちた後の対策を大公開!
(この記事は約5分で読めます)
目次
1. 全保連賃貸保証の概要
▶加盟団体:LICC(信用系保証会社)
2. 全保連賃貸保証は信用系保証会社
▶信用系保証会社の審査難易度は中程度
3. 審査基準や特徴
▶全保連とLICCでトラブルがあるかどうか
4. 審査に必要な書類
▶身分証明書/健康保険証/収入証明書 他
5. 属性ごとの審査基準
▶LICCの中でも審査が比較的緩め
6. 審査期間はどれくらいか?
▶審査通過時:3-4日
7. 保証料
▶初回総賃料の30%or50%~
8. 本人確認の電話はいつくる?
▶通常、2-3日以内
9. 全保連賃貸保証の審査に落ちたときの対処法
▶分析して再審査
10. まとめ
全保連賃貸保証の概要
全保連賃貸保証は、沖縄県に本社を置く老舗の保証会社です。2010年頃までは比較的審査が緩かったといわれていますが、現在では違います。LICCの中でも最大手になったことで、審査が厳しくなりました。保証会社の中でも珍しく、連帯保証人を付けることにより、初回保証料が通常50%→30%に値引かれるプランが設けられています。
会社名称:全保連株式会社 (ZENHOREN CO., LTD.)
本社所在地 :
【東京本社】
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル16F TEL0570-098-999
【沖縄本社】
沖縄県那覇市字天久905番地 TEL098-866-4901
会社設立: 2001年11月16日
協定不動産会社数 :38,077社(2019年3月末現在)
年間申込件数 :382,524件(2018年度)
累積保証件数 :232.7万件(2019年3月末現在)
全保連賃貸保証は信用系保証会社
保証会社には3つのレベルがあります。
※(カッコ)は加盟している保証協会の略称です。
レベル【高】
↑ 信販系保証会社(CIC)
↑ 信用系保証会社(LICC or LGO)
↑ 独立系保証会社(-)
レベル【低】
下から上に行くほど審査の難易度が上がります。
なお、「信用系保証会社」は、保証会社レベルでは中程度と言えます。なお、信用系保証会社は他にも以下のような会社があります。
日本セーフティー(LGO)
フォーシーズ(LGO)
ラクーンレント(旧ALEMO)(LGO)
エルズサポート(LICC)
ジェイリース(LICC)
Casa(カーサ)(LGO)
アーク(LICC)
ルームバンクインシュア(LICC)
ニッポンインシュア(LICC)
興和アシスト(LGO)
など
審査基準や特徴
審査ポイントは以下の通りです。
①審査要件(全保連賃貸保証の審査部の最低基準)をクリアしているか。
②LICCに加盟している保証会社でトラブルを起こしていないか。
③所有者(大家さん)がNGを出している職業かどうか。
④反社会的勢力に該当しないか。
⑤本人確認連絡の際に、申込の内容通りに対応しているか。
⑥エゴサーチで名前が表示されないか。※
※犯罪歴等がある方でネットに名前の掲載があると、審査が通りません。
「①」はどのような要件があるかについては、以下を参照ください。
・過去、東急住宅の物件でトラブル(家賃滞納や入居時の過剰クレーム)をしてないか。
・仕事をしていて一定の収入(家賃×3倍程度)がある
・仕事がアルバイトであれば連帯保証人をつける
・(無職or留学生)外国人ではない
※外国人であっても、流ちょうな日本語&大手日系企業であれば審査の土台に乗ります。
「②」は過去、信用系保証会社(LICC)に加盟している保証会社で、下記いずれかをしてトラブルとなった場合です。
・1ヶ月以上の滞納を複数回しているか
・3カ月以上の滞納を1回でもしているか
・退去時に大型家具を置いてそのまま、無断で退去したか
・家賃や更新料未納の状態で退去したか
審査に必要な書類
-必要書類の例-
・身分証明書(両面)
・健康保険証(両面)
・収入証明書(源泉徴収票or給与明細or確定申告書など)
・在籍証明書(必須ではありません)
・内定通知書(採用証明書)
※他にも必要となるものは追加で不動産会社経由で連絡がきます。
なお、上記のような追加書類を求められた場合、審査が通る見込みは一気に高くなります。理由全保連賃貸保証の社内審査で否決する場合は、上記必要書類を求められる前に審査落ちの連絡がくるためです。
私たちの業界ではこれを『審査に乗った』という風にも言います。
無職・夜職・アルバイトの場合、仕事をしているしていないに問わず審査が非常に通りずらいです。そのため、一般的な不動産会社の営業担当からは「在籍会社を利用する手法」を提案されます。当社としては、在籍会社はリスクと費用がかかるため推奨しません。
ですが、在籍会社を利用する場合も一定の技術や経験が必要です。1つ例をあげるとすると、現職と前職の在籍会社に業種や職種で関連性が全くないと審査が通らない可能性が高くなります。
理由や改善方法は、別コラムにて掲載します。
属性ごとの審査基準
属性別審査通過傾向:高 ◎ > 〇 > △ > × 低
全体的には、LICCの中でも審査が比較的厳しめと言われています。
普通に申込みをした場合、属性が弱めだと審査は通りにくいです。また、将来的な視点で収入が低い、預貯金が少ないなどの方は審査が通りにくい傾向があります。
審査期間はどれくらいか?
審査通過時:3-4日
審査否決時:1-2日
一般的な保証会社と同程度の審査期間です。
なお、上記日程は目安であり、申込者、緊急連絡人に本人確認の電話がつながらない場合は、1週間以上かかる場合があります。注意点として、本人確認が1週間以上取れない場合は、管理会社から申し込み自体を一旦棄却される可能性があります。
審査期間が長引く場合は、以下の要因が考えられます。
・本人確認の連絡がつながらない。
・収入証明書などの追加書類が全保連に未着(仲介会社に渡してもそこから先が怠慢で全保連に提出していないこともあります)
・申込書の未記入欄が埋まっていない
などです。
保証料
基本は下記2パターンです。
✓連帯保証人なし
初回総賃料の50%~/年間更新料 1万円
✓連帯保証人あり(審査通過率が+30%です)
初回総賃料の30%~/年間更新料 1万円
本人確認の電話はいつくる?
本人確認電話は、
“身分証明書+収入証明+申込書未記入欄が全て揃った(埋まった)後”です。
通常、2-3日以内に来ます。
そのため、必要書類が揃わない段階だと電話はいつまでも連絡はきません。
夜職の方は在籍会社を利用するケースが多いですが、現職と前職それぞれの在籍会社+収入証明書が必要となります。その場合、在籍料の費用は通常の倍かかります。
全保連賃貸保証の審査に落ちたときの対処法
審査に落ちた時は、日本セーフティー(加盟機関:LGO) や Casa(加盟機関:LGO)などの他の信用系保証会社か、独立系保証会社で再審査をする流れがあります。その場合、下記のフローをとりましょう。
①申込内容を見直す←ココが最重要!!
②他の保証会社で再審査をしてもらい
③「②」が断られた場合、諦めて他の物件を選定する
①が最重要である理由は、「なぜ」審査が落ちたのかを分析する必要があるからです。理論上は、独立系よりも信用系の保証会社のほうが審査が厳しいです。審査が通らなかった理由を解明しないと再度審査落ちという結果になります。
分析方法は、知識と経験が必要です。不安な方は再申し込み前に一度、エース不動産へご連絡ください。
まとめ
保証会社でトラブルがあった方の多くが、審査について不安を感じるケースが多いと思います。
それゆえに対象物件を見つけた場合は、審査前にご相談いただけると幸いです。最悪、全保連の審査が落ちた場合は、一旦申込を取り下げ、“なぜ”審査が通らなかったかを分析し、再度信用(or独立)系保証会社へ申込をする場合であれば審査通過率は高くなります。
審査が落ちそうな要因がご自身で心当たりがある場合は申込前に弊社や最寄りの専門会社へ連絡いただくことがベストです。
もし最寄りに専門会社がない場合や、1都3県の審査に困った方は、専門会社のエース不動産へお問合せください。
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